不妊と甲状腺機能の問題が教えてくれること

不妊治療の中で、胎児の発育促進に影響する甲状腺刺激ホルモン(TSH)の検査を受けられた方も多いかもしれません。

甲状腺に問題があると、流産や早産、妊娠高血圧症候群や、子どもの知能への影響の可能性があると言われています。

ではそもそも、この甲状腺機能の問題とは、私たちに何を教えてくれているのでしょうか?

不妊や甲状腺機能にかぎらず、身体に現れる問題や症状は、メンタルにある解消できていない想いや葛藤が現れたものです。東洋医学的にみると、甲状腺の問題は「屈辱感」や「自分の人生を妨害されている」感覚、「置き去りにされたことへの怒り」の表現と考えられています。

そして、これらの葛藤を解消したとき、甲状腺の問題や不妊が解消されていくとの立場で、私はカウンセリングを行っています。

甲状腺異常の方の事例
●状況:周囲の人間関係(職場や夫、夫の両親)に対して、言いたいことを言えず、自分の言いたいことをいつも飲みこんでいた。
●メンタルの奥にあった想い:私の生き方を邪魔されている。踏みこまれているという感覚。
●思考・行動パターン:外的基準型(自分の想いや判断基準よりも、他人や世間、一般論などの判断基準を優先する)

◎カウンセリングによる介入:内的基準型への誘導(自分の想いや基準で物事を判断する思考・行動パターン)

甲状腺異常や不妊にかぎらず、心身の不調を訴える方に多いのが「外的基準型」の思考・行動パターンです。

この思考・行動パターンは、場面や相手によって変わったりするものですし、外的基準型で思考・行動した方がうまくいく場面もあります。しかし、家族や職場など、日常的に関わる相手との関係性の中では、外的基準で思考・行動する時間が長くなればなるほど、「人生を妨害されている感覚」「踏み込まれている感覚」が強くなってしまいます。

思考・行動パターンを変える方法はいろんなアプローチがあります。まず重要なことは、「自分が外的基準の思考・行動パターンで動いているな」ということに気づくことです。

外的基準型の人には、優しい方も多いので、いつも他人の意見を尊重し、自分の想いは後回しにしてしまいがち。それが小さい頃から当たり前になってしまうと、そもそも、自分が外的基準型であることにも気づきにくくなってしまいます。

妊娠カウンセリングプログラムの中でも、「脳の動かし方を変える4つの質問」や、幼少期の記憶の構造を変化させることによって、思考・行動パターンをひっくり返すことを徹底的に行っています。

不妊にお悩みの方で、甲状腺の問題がある方は、薬を使うことも有効かもしれません。
そしてもうひとつの選択肢として、メンタルの課題やご自身の「生き方」に向き合うことで、さらに根本から身体を変化させていくこともできます。