胎内記憶と不妊・メタ無意識について

先日のカウンセリングセッションで、胎内記憶についてクライアントさんから興味深いお話を聞きました。ご本人の了承を得てシェアさせていただきます。

その方は不妊のご相談ではありませんが、長年「人に心を開けず、何でも話せる友人がいない」という悩みを抱えておられました。

その心理的背景を探っていくと『常に人に見られている』という感覚が幼少期よりあり、その原初の記憶をたどると胎内記憶が出てきたのです。
 
その方の胎内記憶とは、お腹の中にいるとき、お母様が妊婦検診を受診する際、大学病院で学生に見学されていたことがあったようです。もちろんお母様ご本人の了承はあったとのことですが、お母様ご自身が、学生たちに見られていることへの抵抗や恥ずかしさが強くあったそうです。

そしてお母様が感じていた「常に人に見られている」という感覚が、お腹の中にいた赤ちゃん(クライアントさん)の胎内記憶として残り、出生後の人生に長く影響を及ぼし続けていたのです。

胎内記憶はメタ無意識(その人の顕在意識、潜在意識を入れる入れ物・器のようなもの)の形成に大きく影響します。顕在意識も潜在意識も、この入れ物(メタ無意識)の状態がベースとなるため、胎内記憶が私たちの人生全般にわたって影響するといっても過言ではありません。

このクライアントさんの場合『常に人に見られている』という胎内記憶がもととなり「人に心を開けず、何でも話せる友人がいない」と言う悩みを人生で繰り返し体験させていたのです。

不妊の方のカウンセリング・セッションを行っていて「この方の不妊を発生・継続させている根本原因はメタ無意識にありそうだ」「そしてそのメタ無意識に影響しているのは胎内記憶にありそうだ」とわかることがあります。その場合は様々な心理技術を用いて、胎内記憶から調整を行っていきます。

胎内記憶は、気づくことができなければそのまま支配されるしかありませんが、気づいて表に出すことさえできれば好ましい形に調整することができます。胎内記憶にかぎらず、過去の記憶が不妊を発生・継続させている場合は、その記憶を調整することによって、妊娠・出産に適した状態に身体を変化させていくことが可能なのです。