40才以降の不妊治療・妊活について池川明先生にお話を伺いました

あなたは、「胎内記憶」という言葉を聞いたことがありますか?これは「赤ちゃんが、お母さんのお腹の中にいた時の記憶を持って生まれてくる」という説です。

この胎内記憶研究の第一人者であり、産婦人科医でもある池川明先生に、40才以降の妊娠・出産についてご意見を伺いました。その答えがとても参考になりましたので、ここでシェアしたいと思います。

妊娠・出産に年齢はあまり関係ない

40才をこえて不妊治療を経験した方の中には、お医者さんから「もう歳なので、自然妊娠は諦めてください」ということを言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
池川先生はこれに対し、「妊娠・出産に年齢はあまり関係ない」とおっしゃっています。

たとえば、あなたの周囲にも、実年齢とは関係なく、若々しく見える人もいれば、そうでない人もいませんか?これは身体の外見的な話だけではなく、身体の内側にも当てはまります。実年齢と、妊娠・出産には絶対的な関係があるとは言えないのです。

AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査を使えば、残りの卵子の数が大体特定できます。だからといって、その数値によって妊娠するかしないかが決まる訳ではありません。20代でも妊娠しない人はいますし、50代で妊娠する人もいます。

池川先生はこうおっしゃいます。
「大切なのは、”年齢などの数字よりも、今までどうやって生きてきたか?”ということです」と。

”卵子の質”について

妊娠を考える上で重要なのが、”卵子の質”です。この”卵子の質”は、それまでに浴びてきた活性酸素の量によって決まると言われています。
そして活性酸素は、酸素を吸うだけで自然に発生するものであり、身体にとっても必要なものですが、ストレスによってその発生が増えてしまう特徴があります。

つまり、ストレスまみれで毎日イライラして生きていたら、それだけ活性酸素を多く浴びることになります。
逆に、ニコニコ笑いながら生きていたら、活性酸素を浴びる量も減るので、卵子の質も維持されます。

個人差はありますが、3ヶ月間、喜びにあふれた生活を送ると、卵子に良い影響が出てくるとのことです。

子宮や卵巣に”挨拶する”

これは池川先生独特の表現で、先生ご自身も「科学的な意見ではない」と前置きした上での言葉ですが、

「今まで月経をうとましく思っていたのに、妊娠しようとする時だけ都合良く子宮や卵巣を使おうとするのは、子宮や卵巣側に立てば、大変失礼なこと。妊娠しようとするのであれば、まず、子宮と卵巣に挨拶くらいした方が良い。」

後藤の見解

池川先生のお話の中で強調されていた「妊娠は、数字ではなく、生き方」という言葉には深く賛同します。
身体に起きていることは、こころや意識など、人の内面の投影です。年齢や統計など、外的な指標による数字よりも、内面の方が重要なのです。

これはもちろん、病院での不妊治療を否定するものではありません。病院で出た検査の数値などは、情報として今の状態を知る手がかりにして、そこから「わたしはこれから、どんな生き方をしていきたいのか?」を考えるきっかけにすれば良いのです。

「子宮に挨拶する」という言葉も、少し突飛な意見のようにも見えてしまいますが、「身体に表現された内面の状態に気をくばる」ということと解釈すれば、言いえて妙だと思いませんか。

池川先生のお話は、命や出産、そして親子というものについて改めて考えさせられるとても良い機会となりました。各地でセミナーなども開催されていらっしゃいますので、興味がある方は足を運んでみると、新たな発見があるかもしれません。