不妊治療のやめどきはいつ?

「こんなに頑張っても妊娠できないし、もう私には無理なんじゃないか」
「年齢的にももう限界なのかも」
「もう、不妊治療のやめどきかな」

不妊治療を続けても妊娠できない現実が続くと「どの時点で不妊治療を諦めるか」というやめどきを考えるようになります。
かといって、不妊治療をやめることは自分から妊娠の可能性を絶つように思えるので、どちらにも踏み出せずにいる人も多いでしょう。

妊娠の可能性と年齢は反比例すると言う統計を採用するならば、そこには年齢というタイムリミットが存在しますからやめどきはあるでしょう。そして一方で潜在意識の観点からすれば、不妊治療にやめどきはありません。

潜在意識では、不妊治療にやめどきはない

なぜ、潜在意識の観点からすれば、不妊治療にやめどきはないのか?

その理由は、「統計とは何か?」の答えでもあります。

重要なことは、「統計はあくまで情報の一つに過ぎない」ということです。

統計、つまり「あなた以外の人達が過去に不妊治療を受けて、妊娠した人と妊娠しなかった人がそれぞれ何人ずついた」という事実は、あなた自身のこととは別の話です。

統計は、情報であって、あなた自身のことではありません。

高齢出産が多くの人にとって難しくなってしまっているのは、潜在意識の観点からすれば、統計を無自覚に自分自身に当てはめてしまうから、その現実が創られているだけなのです。

「高齢出産はリスク」という情報も同じです。あなた自身のこととは別の話です。ですから、「●才になったら不妊治療のやめどきか?」などと論じることは実は無意味どころか、人によっては好ましくない方向に現実を動かすことになります。

不妊治療における統計は、あなたが妊娠するか・しないかとは全くなんの関係もありません。あなたが妊娠するか・しないかはあなたが決めること。あなたの内面の奥深くにある「本当のあなた自身」が妊娠するように脳を動かせば、妊娠する状態に身体が変わるのです。

不妊や心身の不調の背景には、未完了な想いや役に立たない信じ込みが必ずあります。そしてその未完了な想いや信じ込みは、今は不妊という一つの現象として立ち現れていますが、実は人生全般において様々な「うまくいかない出来事」を引き起こし続けます。そうやってうまく行かない現実を繰り返しあなたに突きつけ続けるのは、それらの未完了な想いや役に立たない信じ込みがありますよ、早くそれに気づいてね、というメッセージでもあるのです。

このメッセージに気づかず不妊治療というテーマに向き合うことをやめれば、これからも別の形でうまくいかない出来事に直面するかもしれません。逆に、不妊という一つの現象をきっかけに徹底的に自分自身の内面と向き合うことができれば、その後妊娠・出産しても、主体的に妊娠・出産を選択しなかったとしても、どちらにしてもあなたにとってはそれが正解です。

自分に向き合うことにやめどきやタイムリミットはありません。「主体的に不妊治療をやめることに対して1ミリの迷いもない」という状態でないのならば、やめどきではないのです。

不妊治療のためには仕事をやめるべき?

仕事をしながら不妊治療を続けている方の場合、通院のために会社を休む際に、会社に打ち明けておこうか、内緒にしようか、迷う方もいらっしゃると思います。「不妊治療にはストレスは禁物」と聞いて、仕事をやめて不妊治療に専念した方が良いのだろうか?と悩む方も少なくないでしょう。

仕事をやめたからと言って妊娠が確約されているわけでもありませんし、「仕事もやめたくないし、妊娠出産もしたいというのがホンネ」という方も多くいらっしゃいます。

「仕事か?妊娠か?どちらを選べばいいのか?」と言う短期的な現実に目を奪われてしまうと、ストレスもたまりやすくなりますし、何より、妊娠・出産に向かうための脳の動かし方ができにくくなります※。

※これを心理学的にはダブルバインド(二重拘束)状態と呼びます。ダブルバインドについての詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

短期的な現実に目を奪われず、妊娠・出産に向かう脳の動かし方をするためには、「未完了な想いや役に立たない信じ込み」をクリアにしておくとともに、『私の生きる目的は何なのか?そして、妊娠出産は、私の生きる目的にどう繋がるのか?』を考えることも重要です。

この「生きる目的」や「妊娠・出産が生きる目的にどう繋がるのか?」ということは、とても大きな問いで、普段はなかなか考える機会も少ないと思います。

しかし、繰り返しますが、妊娠・出産に向かう脳の動かし方をするためには、この問いに対する自分だけの答えに気づいておくことが、とても重要なのです。

事実、妊娠や出産に限らず、例えば病気をやめるとか、その他の願望実現においても、ただ、妊娠や出産、病気をやめること、願いを叶えることという現象だけを目的にする方はうまくいきません。

今の不妊という現実を作ってきた生き方や思考パターンそのものを変えなければ、結果的に、求める現象も手に入らないのです。その生き方や思考パターンを変えるために必要なのが、『私の生きる目的は何なのか?そして、妊娠出産は、私の生きる目的にどう繋がるのか?』に対する問いの答えなのです。

最近は特に、数々の事例からこのことがよくわかってきたので、生き方や思考パターンを変えるつもりがない方は妊活プログラムにお申し込みいただく時点でご遠慮いただくようにしています。それほど大きな影響力があります。

ご自身の生きる目的に気づいたとき、改めて、本当に自分の人生に子供が必要なのか?という答えが出ます。
その答えが腑に落ちると、脳の動かし方が変わります。母になる目的を明確にすることで、脳の動きが変わり、身体も母になる準備を始めるのです。

最後にもう一度。
不妊治療に、一般的なやめどきというものは存在しません。

不妊治療を続けて妊娠・出産するのも、不妊治療をやめるのも、その根底にあなたの存在理由、生きる目的への気づきがあることが重要です。その気づきがある時、あなたはどちらの未来も主体的に選ぶことができますし、幸せな生き方、あり方を実現できます。

 

この記事を書いた人

トーラス・コミュニケーションズ 後藤あづさ
(一社)国際マタニティカウンセリング協会認定カウンセラー
トランスフォーメーショナル・コーチ

2005年よりコーチングを開始し、延1,800人以上のコーチング、カウンセリングを行う。当初は夫婦・親子関係改善を主なテーマにしていたが、自身の不妊治療の体験をきっかけに、現在では不妊や子宮筋腫、PMS、生理不順など婦人科系疾患をメインに扱っている。

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