不妊治療のゴールは、妊娠だけではありません

不妊治療とは、出口の見えない長いトンネルの中にいるようなものです。
前に進み続けても希望が見えない。かと言って、戻る決断もできない。
パートナーが協力的であればよいですが、不妊治療を続けているうちに夫婦関係がギクシャクしてセックスレスになるなど、負のループにはまることも。

このような状態におちいってしまうと「どうにかして赤ちゃんを授かる」ということだけがゴールに思えてきます。
潜在意識の観点から見ると、これはうまくいかない思考のパターンです。

赤ちゃんを授かることは、あなたの人生において一つの過程に過ぎないからです。けして、赤ちゃんを授かることはゴールではありません。この考え方はとても重要です。

赤ちゃんを授かることがゴールになってしまうと、「そのゴールに到達できなかったら私は幸せになれない」「赤ちゃんを授かれなかったらどうしよう」という不安が生まれます。その不安は、不妊治療を続けている間ずっとつきまとい、強化されます。そして脳は、その不安や恐れを現実化する方向に動きます。

「赤ちゃんを授かることは、私の人生の一つの過程にすぎない」
「私の人生のゴールは●●であって、赤ちゃんを授かっても授からなくても、私はそのゴールに向かって進んで行く」
「だから、赤ちゃんを授かっても授からなくても、私は価値があり、幸せだ」

このメンタルの状態になれると、脳は自然に妊娠に向けて望ましい方向に動き出します。逆説的ですが、「ほしいものが実現してもしなくても大丈夫な自分」になれた時に、脳はそれを実現させる方向に動きだすのです。

あなたにとっての不妊治療のゴールとは何でしょうか?

赤ちゃんを授かり、子育てという体験を通して、愛を体験することかもしれません。
自分自身が生まれ、育ってきた過程が、いかに奇跡と愛に包まれていたかに気づくことかもしれません。
もとは他人同士であった夫婦が、子育てという体験を通して、大切な人との絆を主体的に築けることを経験することかもしれません。

そこには人それぞれのゴールがあります。

大切なことは、あなたの人生全体を通して考え、最終的に、妊娠・出産やその後の育児を通して「あなた自身が何を求めているのか?」に気づくことです。

 

この記事を書いた人

トーラス・コミュニケーションズ 後藤あづさ
(一社)国際マタニティカウンセリング協会認定カウンセラー
トランスフォーメーショナル・コーチ

2005年よりコーチングを開始し、延1,800人以上のコーチング、カウンセリングを行う。当初は夫婦・親子関係改善を主なテーマにしていたが、自身の不妊治療の体験をきっかけに、現在では不妊や子宮筋腫、PMS、生理不順など婦人科系疾患をメインに扱っている。

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